沖縄のサトウキビ刈り

昨日の最低気温はマイナス6度。
夕方、日が落ちてから急にぐっと冷え込むので、体感的にはもっと寒く感じる。

凍える師走の夜に、『深呼吸の必要』を観た。
沖縄のサトウキビ刈りのバイトにやってきた都会の男女5人の物語。
ストーリーや演技の稚拙さにつっこみたいところはたくさんあったけど
もう10年以上前に、私も与那国で体験したサトウキビ刈りの様子がよみがえって
懐かしかった。
キビ刈りの時期が冬でよかった、とあらためて思った。
真夏の炎天下の時期がキビ刈りの時期だったら…と思うとぞっとする。

でも、一言つっこむなら、ほんとはもっともっと大変なんだから!
都会育ちで慣れない農作業なのに、みんな、全然疲れてないんだもん。
この映画を観たイメージで、気軽に自分もキビ刈りやりたいな~なんて思わないほうがいいよ~。

キビ刈り援農隊は、実は今でも行われている。
第31回与那国島サトウキビ刈り援農隊1月19日から始まるそうだ。
参考までに、来年度の募集の詳細はこちら
これを見ると、今は製糖工場の仕事が援農隊の主な仕事になっているようだ。

私は製糖工場の仕事は知らないけど、
一度、自分たちが刈ったサトウキビがどんなふうに黒糖になるのか工場に見に行ったことがある。
工場でバイトしていた友人は、一日中糖度計の目盛りをじっと見ていなければならない仕事で
筋肉痛にはならないけど、精神的に疲れる、と言っていた。
畑仕事は、からだを動かす分、頭の中はからっぽになるが、からだはぼろ雑巾のようになる。
それでも、一仕事終わった後に、おばあの島唄を聴きながら、畑で飲む泡盛は格別だった。

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