先日、足の親指を打撲した。
会議テーブルを運んでいた時
テーブルの脚がちゃんと固定されていなくて
手を離したら、どしんと、足先の上に落ちてきたのだ。
かなり痛くて、しばし悶絶したけれど
歩けないほどではないし
そのまま、あれこれ用事をしていた。
夜になって、靴下を脱いでみたら
指先が赤黒く腫れあがり
こんなに大変なことになってたのか!とびっくり。
ところが運のいいことに
それが起きたのはちょうど
「快医学」という自然療法についての勉強会の合宿中。
先生に診ていただいたところ
まずは、すぐ冷やすように。と言われた。
それも、氷で直接冷やすのではなく
ビニル袋に氷と水を入れたもので冷やすように、と。
氷だけで冷やすと、氷焼けしてしまうからだそう。
それで、冷凍庫にちょっとだけあった氷をビニル袋に入れ
水を入れて、しばらく指先を冷やしていた。
そうしているうちに、先生が「里芋パスタ」を
準備してくださった。
「里芋パスタ」とは、自然療法では定番中の定番の
お手当方法。
里芋の粉を水で練ってペースト状にし
布や紙に塗って患部に貼る、というもの。
打ち身、ねんざ、やけど、腫瘍などに
効果があるといわれている。
↑これが里芋粉。食べられません。
先生は勉強会で使うために持ってらしたのだ。
ラッキー♪
さて、この里芋粉を水で練ってペーストをつくった先生は
洗面所にあったペーパータオルを適当な大きさに切って、
ペーストを塗り、ぺたん、と二つ折りにした。
これで、里芋パスタの出来上がり。
なんと、簡単な!
まさに、応急処置!
実はわたし、里芋粉を販売していても
実際に使ったことはなかった。
(あまりケガする機会もなかったし…)
里芋粉の使い方をみると
「布か和紙」に塗るように書いてある。
そんなもの、いつも常備しているわけではない。
使い方は知っていても、ちょっとだけ敷居が高かったのだ。
だけど、ペーパータオル(キッチンペーパーでもいいそうだ)なら
だいたい、どこにでもありそうだ。
コレはいいことを知った!
しかも今回は
里芋粉の練り具合、どのくらいの硬さのペーストにすればいいかも
実演でわかった。
もう今度なにかあった時は
迷わず里芋パスタを作ることができる!
このタイミングでケガしたのも
この智慧を知るためだったのかもしれない。
翌日。
朝、先生に診ていただく。
もう少し冷やすように、と言われ
また里芋パスタをつくってくださった。
そのまま合宿を終え
家に帰って靴下を脱いでみた。
1日目と比べるとだいぶ腫れは引いていた。
内出血が足の甲のほうまで広がっているのは
自然経過だ。
2日目の夜。
汚い足をお見せして申し訳ない。
自宅にも里芋粉があったので
ペーストをつくり貼って過ごした。
3日目には、親指を曲げられるようになり
4日目にはフラのレッスンにも参加した。
6日目プールで調子に乗って泳いでいたら足がつった。
1週間後、腫れはきれいに消えた。
ほかと比べたことはないのでわからないけど
この回復の早さはきっと
初動の里芋パスタ手当てがよかったのではないか!?
という気がする。
みなさんも
もし、なにかぶつけたり、ねじったり、ひねったり
やけどしたりした時などのとっさのお手当に
里芋パスタを試してみてはいかがでしょうか。
今回参加した「快医学」講座では
こういういざという時のお手当や
未病を防ぐ手当法、
自然治癒力を高めるさまざまな方法を
理論と実践でみっちり勉強することができた。
先生は、砂浴合宿でも大変お世話になっている
はしもと治療室の橋本先生。
「快医学」の勉強については
また別の機会に書いてみたい。