先日テレビで、定年退職後の楽しみとして、蜂を飼う人が増えている、という話題を取り上げていました。
都会の住宅街の中で、近所に気遣いながら飼っている人や、
入れ込んでしまって、ついに田舎に引っ越してしまった人やら、
いろいろでしたが、一様に楽しそうだったのが印象的でした。
ここ伊那谷にも、養蜂をしている人はけっこういるようです。
生業としての養蜂家はもちろん、
趣味や楽しみとして、自宅の庭にひと箱、ふた箱と蜂箱を置いている人も。
蜂の子を食べたり、スズメバチを追う独特の「すがれ追い」など、
もともと蜂文化のある土地柄なんでしょうね。
普通、養蜂というと「西洋みつばち」ですが
近隣の村に住む友人は、「日本みつばち」を飼い始めて、ずいぶん
はまってしまっているようです。
彼が会員になっている「信州日本みつばちの会」では
「貴重な日本在来種である日本ミツバチを、絶滅の危機より救うとともに、
その生態を幅広く研究するために、様々な取り組みをしています」とのこと。
詳しくはホームページをご覧ください。
蜂を飼い始めると、その蜜源である花、花を育てる森にまで、意識が広がります。
小さな蜂から広がる世界、たしかに、はまってしまうと奥が深そうです。