飯田は、いつもだいたいこんな感じで、台風の影響はあまりないのです。
台風の被害が少ないのはありがたいけど、台風がそれるところは磁場が働いて地震が起こりやすいという話を聞いてからは、あまりありがたがってもいられなくなりました。
今日は近所のお宮のお祭りで、朝から青年会や婦人会のみなさんが、お神輿の準備をしています。
昼過ぎには子ども神輿の「きおい」があり、小中学生や園児たちが神輿をかついで町内を練り歩いたあと、お宮に奉納に行きました。
地域の行事は面倒なこともあるけれど、大人も子どもも一緒に作業をする中で、地域全体で子どもを見守る環境が育まれているのだなあと思います。
都会などで、こういう行事がないところでは、地域の大人たちと子どもたちが顔を合わせる機会がないと聞きます。
そういう環境では、隣の子どもがどんな子なのか、何をしているのか気にとめることもなく、子どもも大人の目を気にすることもないので、いろいろ問題も起こりやすいとか。
お祭りもだんだんイベント化され、形骸化されつつあるけど、本来の「祭り」の役目を忘れずに大事にしていきたい文化だと思います。
さて、6時から通行規制も始まって、お神輿の笛や太鼓の音があちこちから聞こえ始めてきました。
いよいよ「本番」が始まります。
だんだん近づいてくる音、遠ざかっていく音。
街の小さなコミュニティである公民館ごとにお神輿が出てきます。
全部で30台くらい?集まるんだろうか。
それらが街のあちこちで派手に動き回りながら練り歩き、神社に集まってきます。
電飾きらびやかなもの、煙をあげるもの、女性や子どもが乗っているもの、それぞれに工夫を凝らして派手に豪勢に仕上げたみこしを、上に下に振り回すパフォーマンスはなかなか見応えがあるものです。
お神輿と同時に花火も打ち上げられます。
火薬が落ちてくる真下で首が疲れるほど空を眺め続けることができます。