砂浴合宿レポ@遠州灘

s1

東城百合子先生の「自然療法」に紹介されている「砂療法(砂浴)」
砂の中にからだを埋めて、体内の毒素をデトックスするというものです。
前から体験してみたいと思っていたのですが、今夏初めて砂浴体験してきました。

場所は静岡県浜名湖の近くの遠州灘の浜砂。
2泊3日の合宿です。
指導は福島県猪苗代湖で20年前から砂浴の指導をしてきた
はしもと治療院の橋本俊彦さんです。

1日目

合宿所で着替えてから車に分乗して砂浜へ。
午後4時前から6時まで2時間ほど入りました。
最初に砂をかけてもらう時は、どさっという砂の重みに
ちょっとドキドキ!
首から下が全部埋まると、全身が脈打つようにドクンドクンし始め
胸の上の砂が重く感じて、あまり深い呼吸ができず
なんとなく落ち着かないまま、時々うとうとしていました。
そのうち、汗がじわじわ出てきました。
流れるというより、ねっとりした汗がじわ~っとにじみ出る感じ。

s12

暑いので水分をこまめにとるように、と言われ
ペットボトルの水500mlを1本飲み干し
2本目の「あずき美人茶」を飲み始めたときから急に
左足の太もも裏にチクチクと痛みが!
これが、砂浴体験者の方がよく書いている「チクチク」か!
虫に刺されたような痛みです。
そのうち右足全体、そして右わき腹(肝臓あたり)がチクチク!
夕方になって風が涼しくなり、心地よく眠れそうなのに
チクチク痛みがおとずれ、眠さと痛みのせめぎあいのうちに
1回目の砂浴は終了しました。

砂から出て、痛かったところを見ると
赤い湿疹のようにぶつぶつになっていましたが
その後お風呂に入ったら、きれいさっぱり消えていました。

そうそう、顔のまわりに蚊が飛んできて、
ウィ~ンという羽音で眠れなかったんだけど
砂から出てみたらどこも刺されていませんでした。


今回の砂浴は16名参加。そのうち男性は2名。
人数が多いせいか、今回の参加者の特徴なのか、季節のせいなのか
砂浴の最中、先生たちが「今回はすごく臭いね」と。
からだから出た毒素のガスがすごく臭うんだそうです。
自分ではわからないんですけどね。

合宿所に戻り各自お風呂。
夕食前に橋本先生の砂浴講座。

砂浴に適した砂浜、ってどんなところだと思いますか?
浜のうしろに木や草が茂っている山があり、その養分が砂浜に流れ出て
微生物がいっぱいいる浜が砂浴に適した地形なのだそうです。
穴を掘るのは砂だけのところより
草が生えているところのほうが微生物がいるのでいいのだそうです。

s6
こんなふうに後ろに山があって浜に草が生えているところ

全国のいろいろな砂を見てまわる中でも
遠州灘の砂は相当いい感じなのだとか。
ここは遊泳禁止エリアなので海水浴の人やゴミもないので静かできれい。
こんなところが日本にあるなんてありがたいことだなあ!と思いました。

砂浴は1度体験すると半年、毒が出続けるとか。
冷えとりでも毒出しはできるけれど
大きくごそっと強制的に毒出しするには砂浴が最適だそうです。

からだ全体が脈打つのは
砂の重みに圧迫されて末端の血液がめぐりだすから。
チクチクするのは砂が毒素を吸い出そうとするからだそうです。

砂に埋もれて排毒できることを最初に見つけた人はスゴイですね!


夕食は玄米がゆ、ごま塩、梅干し、野菜ジュースのソフト断食仕様。
ふつう、砂浴すると食欲があまり出なくなるし
食べるものが少なければデトックス効果もすすむので
砂浴とソフト断食はとても相性がいいそうです。

しかし今回はなぜか
砂浴のあとお腹がすいた!という人が多く
わたしも講座のあとはほどよく空腹感もあり
最初に口にした野菜ジュースがからだにしみわたる美味しさでした。

2日目

朝から日差しが強く、気温が上がりそうだったので
体調に合わせて、早く上がりたい人、長く入っていたい人
臨機応変に対応するとのことでした。

砂に入ってすぐ、ドクンドクンが始まり
肩や背中に強烈なチクチクが!
うわあ、これがずっと続いたら、入っていられないかも・・
と思ったけれど、まもなく痛みも消え
気温が高いわりには風があって心地よく
砂もあまり熱くなかったので、汗もなかなか出てきませんでした。

昼過ぎごろから日差しが強くなり、汗もじんわり。
今回は顔全体にタオルをかけて寝たので
外からの刺激もなく、ずっとうつらうつらしていました。
時々、まわりの話声でふっと目が覚めるのですが
波の音に意識をフォーカスすると
またすーっと気を失うみたいに眠りに入る・・という感じで
結局、10時頃から3時までほぼ5時間、トイレにも行かず
砂に埋もれていました。

s7

あとで聞いたら、今回は汗があまり出ない代わりに
トイレに行く人が多かったらしいです。
わたしはペットボトルのお茶500mlを飲み切れなかったので
摂取する水分が少なかったのかも。
入れる水分も出す水分も少ないなんて
あまり代謝がいいとは言えないですね。
年齢的にも意識して代謝をよくすることを
心がけるようにしたほうがいいなあ、と感じました。


夜は橋本先生の操体法と肝腎脾のケアの講座。
日常でからだのゆがみを意識することはあまりないけど
ちょっとずつのゆがみの積み重ねが体調に影響してきます。
操体法はほんとうに簡単でだれでもどこでもできて
確実にゆがみがとれる方法。
朝起きるときに基本の操体をするだけで
起きやすくなることを実感しました。

3日目

この日は2日目より日差しが強く朝から気温が高い!
チェックアウトして砂浜へ。

からだにかける砂が熱い!
湿った砂をかけていただいたところ
砂の温度も快適になり
チクチク感もほとんどなく
前日同様、気持ちよくうとうとしていました。

気温が高くなり、早めに切り上げることになり
2時間ほどで終了。

現地解散となり、希望者は浜松駅のそばの温泉へ。
s2
めっちゃいい温泉でした(^▽^)/

砂浴合宿、ご一緒させていただいたみなさま、先生方
ありがとうございました!!

s13

帰宅後

ソフト断食のあとなので、回復食が重要です。
実は、浜松からの帰りにおそばを食べてしまいました(^ ^;)
食べた後、すぐ眠くなってしまってうとうと。
砂浴の間も、夜もずっと寝ているのに、まだ眠いなんて・・。
あとはみかんジュース、お茶などの水分補給。

からだは皮膚の表面からまだなにかが出ているようで
チクチクしたりかゆみがあったり。
臭いも感じられるし、海水のベタベタ感が気になるので
家のお風呂にねんどの入浴剤とエッセンシャルオイルを入れて
入ったら、さっぱりしました。
そしてお肌はツルツルピカピカに!これはビックリしました。

翌日

朝食は食べず、お昼に玄米ご飯とみそ汁を食べたら
養分がじわじわじわ~っとからだ全体にめぐる感じがして
背筋がぞわぞわしました。
ソフト断食のあとは、この感覚を味わうためにも
回復食をちゃんとしたほうがいいと思いました。

おわりに

砂浴のあとはスッキリからだも軽く、お肌もつるつるぴかぴかになりました。
あまり汗をかかない体質の(代謝がわるい)わたしでも、しっかり汗をかいたし
夏の熱をからだに取り込めたので、秋冬の冷えがラクになるんじゃないかと期待しています。
これから半年かけて毒出しがすすむということで楽しみです。

砂浴に興味がある、やってみたいと思われた方は
→砂浴(砂療法)コム で今後の予定等チェックしてみてくださいね♪

[`evernote` not found]

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

コメント

  1. […] 「温々」こころとからだのナチュラルセルフケアさんのブログから画像お借りしました。 […]

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。